【徹底比較】おすすめのEC運営代行サービス8選
comparison 著者: ECショップ運営ガイド編集部

【徹底比較】おすすめのEC運営代行サービス8選

EC運営代行サービスの選び方と主要サービスの特徴を徹底比較。初めての方でも分かりやすく解説します。

ラクポチ vs 他社EC運営代行サービス徹底比較【費用・対応モール・代行範囲】

自社でネットショップを運営するリソースが足りない場合、EC運営代行サービスの活用は有力な選択肢です。
Linklet株式会社の「ラクポチ」をはじめ、業界には多数の運営代行サービス(P社、N社、S社、E社、B社、A社、O社、V社など)があります。
本記事では、中小企業経
各社の最新情報や公式発表も踏まえ、サービス選びのポイントをわかりやすく解説します。

1. 費用の比較:初期費用・月額費用・成果報酬

まず費用面から比較します。

ラクポチ業界最安級の料金体系が特徴です。現在、初期費用は0円(期間限定キャンペーン適用時)、月額基本料金は 10万円(税抜) で契約期間の縛りもありません。
例えば2023年4月までの新規出店なら初期費用0円キャンペーンが適用され、初期費用3万円→0円となります。
月額10万円の固定費のみで始められる明快なプランで、追加オプションで広告運用代行やデザイン制作依頼も可能です。
業界平均の月額費用が30万円以上とされる中、ラクポチは 「10万円~」 と低価格帯で利用できる点が魅力です。契約期間のしばりがないため必要な期間だけ利用しやすいのも、中小規模の事業者には嬉しいポイントでしょう。

一方、競合他社の料金体系は各社で様々です。
例えばA社(株式会社アプロ総研)では契約金・初期費用無料で月額12万1,000円の基本プランを提供しています。
同社は楽天市場の運営代行で10年以上の実績があり、人気の「らくらく運用プランα」では楽天スーパーSALEやお買い物マラソン等のイベント対応まで含めて月12万円程度で任せられるようです。

P社(ピュアフラット)の場合、公式サイト上では費用は要問い合わせとなっていますが、第三者の調査によれば月額10万円~からの固定費プランや、売上に応じた成果報酬型プランにも対応しています。
実際、ピュアフラットのように固定報酬と成果報酬を組み合わせたプランを用意している会社も多く、たとえばO社(ワンプルーフ)では月額5万円~の固定費+売上の5%程度のロイヤリティという料金設定が採用されています。
このようなハイブリッド型では、売上に比例した報酬を支払うことで初期の固定費負担を抑えることができます。

また、 N社(ネットショップ総研) は費用体系を「基本料金+歩合(成果報酬)」とし、初期費用は基本的に不要です。
ただし「当社の代行料金は他社と比べ安くありません」と公式に述べている通り、従来型よりも手厚い人員配置・作業量を確保する分、月額固定費+成功報酬率は高めに設定されています。
その代わり成果向上に対するコミットも強く、発注企業が価格以上の価値を感じリピート率も高いとされています。

一方でC社(コンサルロケッツ)のように完全成果報酬型プランを用意しているケースもあります。
コンサルロケッツでは売上規模が小さい店舗向けに初期費用0円・月額固定0円でスタートできる成果報酬プラン(12ヶ月ごと更新)を提供しており、「やるべき施策を実施すれば売上UPに自信はあるが、現時点では売上が小さいのでコストを極力かけたくない」という店舗に好適です。

もっとも、多くの代行会社では6ヶ月~1年単位の契約期間を設けていることが一般的です。
例えばコンサルロケッツの通常プランは初期費用10万円・月額33万円~で6ヶ月更新といった形。

B社(ブランジスタソリューションの「ECサポートPRO」) のような大手では20年以上の実績と2,000社以上の支援ノウハウを武器に、各社専任のWebディレクターが付きっきりでサポートするプレミアムサービスを展開しています。

費用は案件規模に応じた個別見積もりですが、フルサポートゆえに月額費用が数十万円規模になるケースもあるでしょう。
総じて、「費用を抑えたいならラクポチの定額プラン」、「実績豊富な専門チームに任せたいなら月20~30万以上の他社プラン」 といった住み分けになっています。
予算や売上規模に応じて、固定費 vs 成果報酬、契約期間の柔軟さなどを比較検討するとよいでしょう。

2. 対応ECサイトの比較:楽天・Amazon・Yahoo!対応状況

次に、各社が対応しているECモールやプラットフォームの違いを見てみましょう。
多くの運営代行サービスは楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングの3大モールには標準対応しています。

ラクポチも楽天・Amazon・Yahoo!など主要モールへの出店運営代行が可能で、公式サイトでも「楽天・Amazon・Yahoo!etc…ECサイトの運営は専任スタッフにまるっとお任せ!」とうたっています。
実際、ラクポチ利用者は複数のECサイトに同時出店することも可能であり、商品さえ用意すればスタッフが各モールへの登録から運営業務まで一括対応してくれるため、一人で複数モール運営を実現できます。
主要モール以外にも、ラクポチは自社ECサイト(独自ドメインのネットショップ)構築支援や、必要に応じてショッピング機能付きのLP制作などにも対応しています。

競合各社も対応モールの広さでは負けていません。
たとえばS社(サヴァリ) は「楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングなど3大ECモール運用に強い」ことを特徴としており、加えてau PAYマーケット(旧Wowma) など他のモール運営にも対応しています。
P社(ピュアフラット) も楽天・Amazonはもちろん、Yahoo!ショッピング、Qoo10、独自ECサイトに至るまで幅広いプラットフォームのコンサル・運用代行実績があります。
一方、A社(アートトレーディング)V社(ファイブスプリングス)などは楽天市場とYahoo!ショッピングに特化したサービスを前面に打ち出しています。
ファイブスプリングスは「楽天/Yahoo!特化のコンサル・運営代行会社」で、各モールのルールや集客施策に精通したスタッフが在籍している点を強みとしています。

このように、自社が主戦場とするモールに特化した代行会社を選ぶのも一つの戦略です。
例えば「楽天市場の運営をとことん強化したい」場合は楽天公式の認定パートナー実績がある会社(ネットショップ総研は楽天MVP7回受賞歴やYahoo!のコマースパートナー認定あり)を候補にするとよいでしょう。
さらに、対応範囲の広がりという点では、O社(ワンプルーフ)のように越境ECや海外展開のサポートまで行うところもあります。
ワンプルーフは17年の運営代行実績があり、国内ECモール運営に加えて海外ブランドの公式通販サイト運営代行なども開始しています。
このように、各社の対応プラットフォームには若干の違いがありますが、「主要モールはほぼ網羅、+αで自社サイトや新興モール、海外EC対応の有無」 が差別化ポイントと言えます。

自社が出店予定のモールすべてをカバーできる代行業者か、また今後の販路拡大(例:新たなモール参入やグローバル展開)にも対応できるかをチェックしておくと安心です。

3. 運営代行サービス内容の比較:対応業務範囲

最後に、各社がどこまで運営業務を代行してくれるか、サービス内容の範囲を比較します。
一般的にEC運営代行が請け負う業務は、商品登録・ページ制作、在庫管理、受注処理、顧客対応、出荷手配、販促企画・広告運用、データ分析など多岐にわたります。

ラクポチはまさに 「EC運営のすべてを丸投げできる」 オールインワンサービスです。
ラクポチに任せれば、ECサイト新規出店の申請から始まり、商品データの作成・登録、在庫管理、注文処理と発送手配、カスタマー対応(メール・電話応対)まで引き受けてくれます。
決済代行やアクセス解析レポート提供まで含め、商品を用意するだけで他の運営業務は全て対応してもらえる体制です。

実際、「出品作業や発送作業に手が回らない」「やり方を教えてくれる人がいない」といった個人店の悩みも、専門スタッフによるサポートで解決できるとされています。
このようにフルフィルメント(物流)からカスタマーサポートまで網羅している点は、ラクポチの大きな強みと言えます。

他社サービスも運営代行の範囲では負けていません。
たとえばO社(ワンプルーフ) は「売上・利益に直結する作業」に重点を置き、受注管理や入金確認、顧客対応、在庫連携といったバックヤード業務まで一貫して任せられる体制を整えています。
さらに800社以上のEC事業者支援で培ったノウハウを活かし、商品ページの最適化から広告運用、物流代行までフルサポートできることをPRしています。

S社(サヴァリ)も「“どうすれば売れるか”を念頭に事業者を支援」することをモットーに、事務作業から販売計画の策定・実行まで柔軟に対応。
要するに企画立案から実務作業までワンストップで依頼できるよう、各社とも専門チームを配置しています。
デザイン面では、V社(ファイブスプリングス)のようにEC特化のデザイナー陣を抱え、魅力的な商品ページやバナー制作を得意とする会社もあります。
また、B社(ブランジスタソリューション)では必要に応じて同社グループの物流サービスや翻訳サービスとも連携し、受注処理~配送~海外対応までトータルに支援する体制です。
一方で、N社(ネットショップ総研)のように戦略策定と実行をリードしてくれるコンサルティング寄りの代行もあります。
同社は「分析⇒戦略立案⇒実行」を主導する
EC戦略家集団
を標榜しており、単なる作業代行にとどまらず売上最大化のための提案力に強みがあります。

代行各社によって 「どの業務まで任せられるか」 に多少差はありますが、商品登録・ページ更新から顧客対応・発送代行、広告出稿やイベント施策の運用まで対応可能なのが一般的です。
自社で対応したい範囲(例えば顧客対応だけは自社でしたい等)がある場合は、その切り分けが可能かどうか事前に確認すると良いでしょう。

まとめ:自社に合った運営代行サービスを選ぶポイント

EC運営代行サービス各社の料金体系、対応モール、業務範囲の違いを比較してきました。
結論として、「費用重視」「対応プラットフォーム重視」「サポート範囲重視」の観点で自社に合ったサービスを選ぶことが大切です。
予算に限りがある小規模事業者であれば
低コストで必要十分な支援
をしてくれるラクポチやワンプルーフなどが適しています。
逆に月商規模が大きく本格的な戦略支援を求める場合は、実績豊富なネットショップ総研やアプロ総研に割高でも任せる価値があります。

対応モールについても、自社が主力とする販売チャネルに強い会社(楽天専門、複数モール横断支援、越境対応など)を選ぶことで無駄なく成果を出しやすくなります。
最後に、各社の提供範囲を見極め、自社でカバーしきれない部分を補完してくれるサービスを選びましょう。

「商品を用意するだけ」で済む丸ごと代行型から、必要な部分だけ頼める部分代行型、コンサルティング中心型まで様々な形態があります。

本記事の比較を参考にしつつ、ぜひ各社の最新情報をチェックして、自社ECビジネスに最適なパートナーを見つけてください。
専門業者の力を借りることで、EC運営の効率化と売上アップを実現しましょう。

参考資料:各社公式サイト、サービス紹介資料 (ラクポチ_サービス資料230104_lp) (ラクポチ_サービス資料230104_lp)、第三者による比較記事 (モール型ネットショップへの出店・運営は代行サービスに!) (楽天市場コンサル会社比較16選!費用相場と6つの選び方) (ワンプルーフ -) (ネットショップ運営代行のサービス内容と料金 | ネットショップ総研)
各サービス内容・料金は2024~2025年時点の情報であり、最新の詳細は公式問い合わせにてご確認ください。

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